CNCフライスの設計 9.ステッピングモータ取り付け部

スクリーンショット 2016-03-14 17.22.10

フロントパネルとステッピングモータを繋ぐ金具を入れます。この金具にはM4の通し穴が空いています。フロントパネルにはM4のネジ穴があるのでそこでモータを固定することになります。左右の2つの部品になっています。強度的には左右を繋いだ方がいいのですが、上をふさぐとカップリングを固定する時に大変になります。下をふさぐと切削液や切子がたまって大変なことになりそうです。というわけで上下を開けてあります。

これでY軸は完成しました。リミットスイッチやリニアガイドとボールネジを保護するためのカバーが必要ですが、これらは後からにします。カバーですが、裏側なので無しでも良いかも。でもあったほうが良いです。さてどうしましょうか?

ここまでの設計で重量がどのくらいになっているのか計算してみます。CADソフトには体積を計算してくれる機能があります。Rhinocerosは「解析」メニューの「マスプロパティ」から体積を選ぶと計算ができます。

累積体積 = 3778378.3 (+/- 0.47)立方ミリメートル

と求まりました。mmなのでcmに直して3778.4立方cm。
SS400の比重は7.85g/立方cm
3778.4 X 7.85 = 29660g = 29.66kg。だいたい30kgです。この重さであれば一人で持ち上げられるので扱いやすいです。

この後、X軸、Z軸、フレームと設計を進めていきます。